寄り道

同級生が「震災以降」を上梓
その出版記念イベントで彼が座談会の司会をすると知り
仕事帰りに早足で阿佐ヶ谷ロフト
ハイボールを飲みながら約90分、執筆陣の被災地レポートに聞き入った
会場で本を買うと「サインはいかがですか?」と尋ねられたが
遠慮させてもらい、そのかわり図々しく演壇に近づいて本人に声を掛け
何十年ぶりの握手を交わした

詰めれば100人は入りそうな会場に客は20人ほど
赤字黒字のシステムも想定も知らないが少なすぎる
その数ならそれは客じゃなく知り合いだろう
だからトークの内容も質疑応答もマニアックでピンポイントなものだった
知る者には知らぬ内容で、知らぬ愚か者(私)にはハードルが高すぎる

点と点、線を線で繋いで真実に至らんとする真のジャーナリズムにあって
その最初の良質な一点になるべく、フリーの記者たちは今も被災地に通い続けて血の汗をかいている
鼻血じゃない・
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by kelham | 2014-05-16 13:58